「イエス・キリスト」という呼び名は、これは「救い主であるイエス」という意味です。「キリスト」とは、「神から油を注がれ特別な役割をもつ救い主」という意味です。

イエスは神の独り子(神とまったく等しいお方)でありながら、人間の赤ちゃんとしてこの地上に生まれました。今から約2000年前に、イスラエルという国のベツレヘムの地で、マリアとヨセフという若い夫婦のもとにお生まれになり、30歳のころから、神の御心を宣べ伝える働きを始めました。神の愛を宣べ伝え、数々の奇跡をおこない、病の人を癒し、友のない人の友となって歩まれました。

イエスがこの地上に来られた目的は、すべての人を罪から救うためでした。イエスは、痛ましい刑罰である十字架にかかることによって、すべての人の罪を担い、身代わりとなって、血を流し死なれたのです。

しかし、それで終わりではありませんでした! イエスは十字架で死に、墓に葬られましたが、3日目に復活されたのです。復活したイエスは、多くの弟子たちの前に姿を現し、死に打ち勝ち復活したことを証明しました。そして復活から40日後に天に上げられたイエスは、今も生きて働いておられ、イエスの霊である聖霊が、信じる者たちと共にいてくださるのです。神はどこか遠く離れたところにおられる方ではなく、わたしたちと出会い、救ってくださり、人間の生活、経験に関わってくださいます。

「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。神が御子を世に遣わされたのは、世を裁くためではなく、御子によって世が救われるためである。」(ヨハネによる福音書3章16、17節)

「わたしは道であり、真理であり、命である。わたしを通らなければ、だれも父のもとに行くことはできない。」(ヨハネによる福音書14章6節)

イエス・キリストを罪からの救い主と信じる者は、神の子とされて、神を天の父と呼ぶことのできる関係にされるのです。さらに、地上の生涯を終えた後も、その魂は天の御国で神と共に生きるという約束が与えられています。 だれでも、自分の罪を悔い改め、神のもとに帰ろうという願いをもつ者に、イエスこそがその道となってくださいます。